2000.4.29
 さる音楽ライターの方のWebで「クラフトワークの曲をラテンでカヴァーしたアルバムが出ている」との記事を拝読した。うわははははははははは。思わず爆笑してしまう。で、もちろん新宿方面へ入手に走ったが、バンド名もアルバム名もメモせずに出かけたのは失敗だった(^_^;)。そもそもロックのコーナーにあるのか、はたまたラテン方面の棚か。結局あきらめ、なぜかカウント・ベイシー・オーケストラの廉価版アルバムを3枚買って帰る。

 古屋兎丸の『パレポリ』読了。なんだこりゃ(^_^;)。さいきん入手した「コル・レーニョ」レーベルのカーゲル作品集を聴きながら読むとより深い味わいを楽しめるようだ(^_^;)(^_^;)。

2000.4.28
 BCJの「マタイ受難曲」を、昨年に引き続き聴いた(4/21)。前回はオペラシティだったが、今回はサントリーホール。かつてはオケばかりをどんどん聴いてきたこのホールだが、ここしばらくオペラシティに通い詰めていたせいか、久しぶりにやってきてみると、なんだかやたら巨大に思える。もう何年も行っていない渋谷の某局ホールなど、体育館にみえるかもなぁ(って、前から思っていたけど(^_^;))。
 イエスのペーター・コーイが昨年に引き続き、類いまれな美声と抑制された歌い回しで素晴らしい。福音史家は昨年のテュルクが一枚上手か。カウンターテナーも編集者ご贔屓のブレイズのほうが良かったかも。合唱、オケは立派だった。ホールの広さを感じさせない、良く響いてしかも耳障りにならないハーモニーが美しい。こんなに優れた団体を身近でいつも聴けるとは、なんて贅沢なことか。

 ....ただ、後日の報道では、この演奏会の前日に鈴木雅明、秀美両氏の父君が亡くなられたのだという。にも関わらず、お二人は予定通り木・金の「マタイ」演奏会に取り組まれたのだ。あらためてご冥福を祈りたい。

2000.4.18
 インバル=N響の「復活」、都合がついたら当日券で出かけようかと思っていたのだが、結局職場の引っ越しに伴う後片付けをしているうちに時間切れ。で、こんどは新国立劇場の「サロメ」を何とか聴きに行ければ、と意気込んでみたものの、やっぱり時間切れ。予めチケを押さえておかないと気合いが入らないのかも。今週末のBCJ「マタイ」はしっかり確保済みだ。仕事方面も何かと気ぜわしいのだが、ここはひとつ、チケを紙くずにしないようにしなければ。
 いつぞやの二重オーダー以来、やや遠のいていたバークシァに久々にオーダーを出したところ、DHLでパッケージが届いた。以前は別の運送会社だったと思うのだが(UPSだったかな)。今回は朝比奈=北ドイツ放送響の録音が発注の目玉。あとはマクミランやら尹やらグレツキやら、といった現代物が多い。
 今週は北海道に出張。19日が札幌、20日が小樽。いまどきは何が美味しいのかな(と、仕事が二の次になっている(^_^;))。

2000.4.12
 東京方面、二三日前の風雨にもめげず、桜が咲き誇っている。昼間はどうしても雑事に気を取られて花見どころではないのだが、帰宅の途中、暗闇のなかにぼうっと浮かび上がる夜桜はなかなかに美しく、つい立ち止まって眺めてしまう。
 そういえば、引っ越したため忘れていたのだが、以前に住んでいた家の近所に北越谷というところがあって、ここには川沿いに数千本の桜並木、という名所があるのだった。土日ともなれば、どの桜の下にも車座になった人の群が酒を飲んで大騒ぎ、という光景が繰り広げられる。今週末は20世紀最後のお花見日和、というところか。きっと北越谷もいつもと同じ、平和な風景がみられるのだろうなぁ。

2000.4.11
 3週間以上も更新が滞った。いやー、引っ越し後でなにかと慌ただしくて.... 例によって読者各位に向け土下座(_ _)。何卒ご寛恕の程お願い申し上げる次第。でもじつは、4月1日のみエイプリルフール版をないしょでお届けしているのだった。ご覧になりました?
 音盤三昧は例によってぼちぼちとやっているのだが、ファービオ・ルイージ指揮のマーラー5番をようやく入手して聴いた。この曲、好きだなぁ(^o^)。以前にも当欄で書いたかも知れないのだが、とりわけ終楽章の沸き立つような曲想が素敵。春爛漫の日差しのなか、背筋を伸ばして歩きながら聴くのが気持ちいい。
 そのほかのところでは、ミヨーの交響曲をまとめて購入して、端から聴いている。これもなかなか楽しい。吹奏楽関係者にとってのミヨーは『フランス組曲』がお馴染み。洒落ていて、どこか諧謔味も感じさせる雰囲気は交響曲にもつながっている。


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