2000.5.23
 週末、久しぶりに映画を観たくなったので、引っ越して以来初めて駅前のヴィデオレンタル屋さんに寄り、『黒い家』『御法度』の二本を借りて帰る。うーむ、まず『黒い家』のほうだが、期待外れ。森田芳光は『それから』一作で好みの映画監督リストに入っていたのだが.... もっともそれ以降の作品を一本も観ていなかったので、さいきんの様子を知らなかった。で、ネタばれになってもいけないので、ここではあまり書かないが、映像への凝り様が空回りし過ぎている印象。いろいろなモチーフが、けっきょく何の伏線にもなっていないのぢゃないか。終幕にかけての大竹しのぶの熱演が、辛うじて映画を支えている感じ。
 いっぽう、その後に観たせいもあるのかも知れないが『御法度』はなかなか良かった。栗田雅通(だったかな)のキャメラが素敵。物語はまぁ、ありがちな話で意外性にも乏しいが、日本映画離れはしているかも。それにしてもカンヌでは「尊皇VS佐幕は日本人以外には分かりにくい」とかいう感想もあったようだが、これ、そんなに重要な設定だったろうか。

 週明けのCD屋巡りで、なぜかNIMBUSから出ていた "The Very Worst of Spike Jones" を購入し、帰宅の途で聴く。電車のなかで笑いをこらえるのはツライ(^_^;)。

2000.5.15
 本屋で平積みになっていた遙洋子著『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』(筑摩書房)を、題名に惹かれて立ち読み。で、あんまり面白くてつい10ページ程読んで我にかえり、さっそく購入。無我夢中で立ち読み、ってのは編集者の場合、疲れるからあまりやらないのだが、ほんとうに久しぶりの大当たりであった。もちろん一気読み。遙洋子というひとはぜんぜん知らなかったのだが、生活笑百科にも出演しているタレントだそうだから、こんど観てみよう。上沼恵美子は降板したのかな。

2000.5.02
 当通信のコンテンツを抛り込んであるサーバの稼働状況が末期的....な気がする。一所懸命アクセスしてもブラウザは砂時計状態、で暫くするとエラーで返ってくるのだが、DNSはきちんと引っ張っているようだから、やっぱり先方のサーバのせいなのだろうなぁ。ログを調べるとたいてい、数時間単位でアクセスが受け付けられていないのだ。まぁ廉価なサーバホスティングだから、とも思うのだが、どこか独自ドメインで50MBくらい使えて20ドルくらいの安定したサーバは無いものか。

 連休の谷間で通勤も多少はラクかと思いきや、あまり世間の人出は変わっていない気もする。職場の出勤率は80%というところか。ピノックのバッハ・協奏曲集を聴きながら、行きも帰りもトマス・ハリス『ハンニバル』を読む。登場人物のイメージにどうしても、ジョディ・フォスターやアンソニィ・ホプキンスが重なってしまう。


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