2001.12.30
 どうもすっかりご無沙汰しております>>各位。
 第一面(トップページのこと(^_^;))のご挨拶にも暑い暑いなどと、いったいいつのコトかと思ううちにはや年の瀬、東京方面は本当に寒くなってきた。今週は水曜に仙台、木曜に札幌へと出歩いて、いやー空気が冷たいですなあなどと感じ入って帰京した訳だが、東京もなかなかどうして、朝、出勤時にスクーターのサドルにびっしりとこびりついた、まるで雪のような霜を払うのが日課である。
 当欄も長々と休載状態が続いて、「何かあったのか」とご心配のお便りを....さほど戴いたということもないが(;_;)、まぁ取り立てて当方には大きな変事も無く、ただついついこういうことになってしまって、それでも日々覗きにきて下さる方々には本当に申し訳なく、過去最大の土下座をこの場でさせて戴きたく。

 2001年の我が家はまさに厄年のまっただ中、という様子だったが、あと二三日でそれも終わり、来るべき新年は今よりはもう少しマシになるだろう、と期待したい。この12月には10数年住み慣れた会社を後にし、新天地へと異動したことが、やや将来を不透明にしているのではあるが、これもまた明るく受けとめ、でき得れば楽しく仕事をこなしていきたいと願うものである。

 ...ううむ、何だか暗いな(^_^;)。日々けっしてこのように沈み込んだ暮らしをしている訳ではなくて(^_^;)、そうださいきん聴いているCDのことを書こう。ここんとこシベリウスの交響曲をあれこれ取り出して楽しんでいるのだが、いまさら驚いたのはラハティ響の全集、これ、長いこと未聴だったんだよな。とても素晴らしい。そういえば味読再読させて戴いている斉諧生師のベルグルンド盤シベリウス比較試聴も佳境に入ってきた。

 7月の日記に書いた『猿の惑星』は....結局観てきたが、うーむ(^_^;)(^_^;)。贔屓筋の映画監督のつまらない作品を観るのはじつにツライ。そういえば『マーズ・アタック』もダメだったし。何とかしてくれ>>ティム・バートン。
 2001年宇宙の旅については、CLASSICAでも触れられていたが、いや、まったくと言っていいほど色褪せていないよなあ。ところで、春先に読んだ『失われた宇宙の旅2001』(アーサー・C・クラーク)にこんなくだりが出てくる。クラークの日記だ。
 「(1965年)二月四日。デモンストレーション・フィルムの試写を見る。これは撮影所のお偉方に、何が進行中なのか知ってもらうため、スタンがいくつかのシーンをスプライスしたものだ。彼は無重力のシーンにメンデルスゾーンの《真夏の夜の夢》、月面のシークェンスにヴォーン・ウィリアムスの《南極交響曲》を使い、またスター・ゲートの特殊効果では素晴らしい映像を見せた。(後略)」
 このエピソードって有名な話なのかな。うーん、いったいどんな場面にどの音楽を使ったのか。いろいろ想像すると楽しいが、実際に用いられたのはコレ! とご存じの方はぜひお教え下さい
 映画ネタでもう一つ。こないだ衛星放送でゴッドファーザー三部作を続けて観たが、これまた色褪せない名作の類。まとめて観ると、端役に至るまできめ細かくできているのだ、これがまた。もっとも、いつか出た筈の、ストーリーを年代順に再編集したヤツだけは、いくら丁寧にできていようが観る気はしないぞ(^_^;)。

 さて、だいぶ押し詰まってきた。年末年始の編集方針は未定であるが、新年はもう少し頻度高くお届けできるように頑張る所存なので、どうか見捨てずにおつきあい戴きたく。では皆様も、どうか良いお年を!


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