1997.02.28
 青森方面で頂戴した仕事などに追いまくられ激忙状態。一日のうち四分の一程度しかわが家におらず、その殆どが睡眠中という有り様なので、音楽を聴くことができるのは通勤時間のみ、って考えてみると普段とあまり変わらないか(^_^;)。
 ここ数日に聴いたのはオルフのカルミナ・ブラーナ(オケ伴ではなく太鼓とピアノ等で伴奏したもの)、それからマーラーの第10番(マゼッティ版)。自宅の机の上には、さる方のご厚意で入手したシェルヒェンのベートーヴェン交響曲全集もあるのだが、手つかず状態。これは何かケーゲル方面につながりそうな予感がして少々コワイのだが。

1997.02.26
 先週末(23日)、オーケストラ・エレティールというアマチュア管弦楽団の演奏会へお邪魔した。曲目はベートーヴェンの「コリオラン」序曲とブラームスの第2交響曲、そして中プロにデンマークの作曲家ニルス・ゲーゼの交響曲第5番(日本初演)という興味深いもの。
 編集者のお目当てはゲーゼの作品。当日の指揮者中村ユリさんは、同じ作曲家の交響曲第1番の日本初演も手がけられており、この他編集者の知る限りにおいてもダグ・ヴィレンの作品演奏など北欧音楽にかけてはたいへん造詣が深い。この第5番も、独奏ピアノのオブリガート付きといった、やや特異な編成ではあるものの、内容はロマンティックで大いに楽しませて戴いた。
 中村さんは今年中に第6番の初演も計画しておられる。編集者の「このさい8曲全て初演されては」という軽口にも真剣に応対して下さり恐縮したが、冗談は抜きにしてぜひ実現して戴きたいものである。さいきんではシベリウス、ニールセンなどが着実に人気度を高めているようだし、FINLANDIAレーベルの録音も相次いで国内販売店に入荷してきているが、やはり実演を聴く機会もますます増えてくれれば有り難い。

1997.02.21
 どうも貧乏性でいけないのだが、CD屋さんで作ってくれるスタンプカード、あれってたいてい1,000円お買い上げ毎にスタンプ1ケ、てな具合になっていて弱る。つまり、1,800円の輸入盤が欲しいと思ったときは、合わせて1,200円とか2,200円、あるいはプラスアルファの盤を探して一緒に購入し、できるだけ少額の投資でスタンプ満了時を迎えようとするのである。我ながら書いていてセコイと思う(^_^;)。
 で、昨日、ウゴルスキの弾くブラームスのソナタ集を買ったが、このとき合わせ技で入手したライナー=シカゴ響のバルトーク&R.シュトラウス集2枚組、この中から「ツァラトゥストラ」と「ドン・ファン」を先に聴いてみた。この指揮者、もう煽るあおる。ドン・ファンの後半など猛烈なアッチェレランドで突っ込んでいくが、オケがきっちりついていくのが凄い。ちょっとこのところ、ケーゲルといいライナーといい、聴いていて疲れる音盤が多いぞ(^_^;)。
 Macworld EXPO Japan、初日の夕方に無理矢理行ったのだが、大丈夫かApple。お客さんが何かまばらな感じだったぞ。たまたまアキアのブースで液晶モニタの美しさ、動画への追従の素早さに息を呑んでいたら、アメリオ氏がふらりと訪れ、飯塚社長の説明を目の前で聞いていた。ミーハーの編集者はとりあえず有名人を間近に見られて大満足だったのだが。

1997.02.18
 先週末の宮城蔵王は、土曜日は晴れて暖かく、風もない最高のコンディション。加えてスキー客が妙に少なく、リフト待ちほぼ皆無という天国状態。もっとも編集者はもうすぐ3歳になる体重13kgの長女を体に括り付けてのスキー。少しでも休もうとすると「もっと滑れ」攻撃が連発され、半ば拷問状態(^_^;)。
 今年もMacworld EXPO Japanの季節がやってきたが、連日激忙状態でどうやってオフィスを出るかが最大の懸案。社内Macのめんどうをみるためにも情報収集は必要なんですが、どうしたものか。

1997.02.14
 喉が痛くて食事がまさに「喉を通らない」状態だったのだが、ようやく炎症が収まり傾向に。すると入れ替わりで咳が襲いかかってきそうな状況。咳止めだの総合感冒薬だのを飲みまくる。
 リンク集のデザインが懸案だったので、思い切ってあれこれいじってみたが、ちょっと収集つかない状況になってしまった(^_^;)。デザインセンスもろくに無いくせにジャケ絵の批評なんかしやがって、という罵声があちこちから聴こえる(^_^;)(^_^;)。というわけで編集者はこの週末、逃げるように宮城蔵王へ出かけてスキーなど。

1997.02.11
 昨日は襲いかかる喉痛(って単語あるのかな)をおして青森へ出張。春までにもう数回訪問する予定。はやくも担当者間では「近所に観光スポットならびに温泉等はないか」とリサーチ開始(^_^;)。読者様お勧めのスポットをぜひお教え下さい。
 で、今日は羽田09:45発のJAS213便に乗ったのだが、飛行中に機上からわが家らしきものを発見してひとり狂喜する。天気さえ良ければ見えて当たり前、とも言えるわけで、この突発性異常感動は何なのか(^_^;)。それにしてもわが家から羽田まで約100分程かかったのだが、離陸後5分あまりで越谷(というか三郷)を通過するというのは何だろうねぇ。

1997.02.10
 またまた強烈な喉の痛みで寝込む週末。これで熱でも出たら最悪。来週末はシーズン2度目のスキー予定なのに。
 各種記事更新遅れつつ、読者様には平伏(_ _)。

1997.02.05
 仕事がらみで、初めて東京オペラシティというところへ行った。
 よく事情を飲み込んでいなかったのだが、ここには新国立劇場の他に東京オペラシティ・コンサートホールというものができるそうで、オープニング・シリーズの公演には相当魅力のあるものが並んでいる。よくよく眺めていると、故・武満徹さんの企画になるプログラミングであることがじつに良く分かる。彼の交友関係から集まる音楽家たちの何と多彩で、チャーミングなことか。
 ただ、友の会の年会費3,000円はちょっと高価いんぢゃないかなぁ。自主企画公演のチケットが5%オフになるそうだけど、6万円分買わないとモトが取れないぞ。展望レストランの食事代割引はやや魅力有りだが、お味のほうは未知数だし(^_^;)。

1997.02.04
 マーカス・ロバーツとボストン交響楽団(小澤征爾指揮)によるタングルウッドでのライブを、NHKの放送で観た。曲目はラプソディ・イン・ブルー、これは今イチで、オケにとってもツライものがあったに相違ない。ソロワークは流石と思わされる場面もあったものの、どこかから連れてこられたジャズバンドの人たちがやや単調。
 むしろ、多分アンコールとして演奏されたアイ・ガッタ・リズムが好調。フルオケとジャズバンドの競演仕立てで、割合きっちりアレンジされていて、しかも両軍が上手く入れ替わる形になっているのが良かったかも。リハーサル場面の映像もこの曲ばかりをとらえていましたね。
 それにしても、この年のタングルウッド公演でCAMIはいったい何本のビデオ映像を制作したのか。この数日にNHKで観ただけでも、ピーター・グライムズ制作ドキュメンタリーを初めとして3作もある。そのうちセルビデオなんか出るのかな(^_^;)。

1997.02.03
 久しぶりにトロンボーン関係のWWWを、各種検索エンジンを使って探してみる。Nifty-serveのクラシックフォーラム(FCLA)でお馴染みの方のURLなどが見つかって、さっそく訪問させて戴いたりして収穫多数。リンク集に共通のものを見かけるなど楽しいひととき。
 ケーゲルの戦争レクイエム、なかなか悪くない。たまたまピーター・グライムスのタングルウッドでの制作ドキュメンタリーをテレビで見たりして、ブリテンな週末。

1997.02.01
 時として、欲しかったモノがやたらに集まることがある。ヘルベルト・ケーゲルの録音を漁っていて、ようやくインターネット経由で数枚手に入れたと思っていたら、新宿ヴァージン・メガストアに旧エテルナの音盤が大量入荷。気になっていた『展覧会の絵』を780円で入手。
 前座の『禿げ山の一夜』もなかなか凄かったが、展覧会も冒頭のトランペットからして強烈なインパクトあり。続く「こびと」でもぶっ速いパッセージをやたら完璧なアンサンブルで聴かせるあたりに何やら狂気の香りが(^_^;)。余談ながら今回の入荷ではどうやらハインツ・レークナーのブルックナー全集が一枚780円、というのも目玉らしいが、当通信編集者はブルックナーに若干のアレルギーがあるため、とりあえずパス。ヴァント盤くらいあれば当面は満足、というコトで。
 これから聴き込もうとしているケーゲルのカルミナだの、戦争レクイエムだのといった音盤にも興味が増すが、なんか怖いモノ見たさ、ってカンジ。


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