1997.08.28
 今週も『それが答えだ!』と『父帰る』の豪華二本立てを観ようと思ったら、野球中継が延長になって、どちらも午後10時からに。うじきつよしの熱演を選択する。
 あんまり音楽を聴いていないのが悲しい(;_;)。で、掟破りのJAZZ方面ジャケ絵三昧。Verveの新譜 "Jazz at the Musikverein" が格好いい。Disk UnionのJazzコーナーで一瞬フリーズしてしまった。1995年、この歴史と伝統のヴィーン楽友協会ホールでアンドレ・プレヴィンのトリオ(もちろんJazz)が演奏した、そのライブらしいのだ。ホールの写真が無造作にテープで貼り付けられただけのジャケ絵だが、coolである。
 結局このCDは後日入手とゆうことにして、同じVerveの我らが山下洋輔トリオ『目をみはるキャンパス』を購入。このジャケ絵もとても良いのである。嬉しいうれしい。

1997.08.24
 先日、某書店の店頭でレーザーディスクを売っていた。何気なく見ていたら妙に安いので思わず二枚ほど買ってしまった。よく見ると『レンタル専用』とか書いてある。そんなもの買ってもいいのか、という気も少ししたが、何よりレーザーディスクのレンタル専用仕様があるとは知らなかった。ちなみに買ったのは『バットマン・リターンズ』と『地獄に堕ちた勇者ども』。趣味が一貫しているでしょ(^_^;)?
 で、これを観ようと思ってプレイヤーにかけたのだが、動かない(;_;)。しばらく使ってないうちに壊れてしまったのか。考えてみればこの機械ももう11年ほど前に手に入れたもの。プレイヤーも無いのにモンティ・パイソンのLDを8枚も買って、半年ほど放置していたっけ。ああっそう言えば残りの8枚も未入手のうちに廃盤になってしまっているのだった。思い出さなくても良いことを思い出してしまった。うーむ。

1997.08.21
 不覚にも涙してしまった。NHKで8/14から毎水曜日に放送しているドラマ『父帰る』。脳出血で倒れた作家・エッセイスト永倉万治さんのリハビリの物語である。永倉さんに扮するうじきつよし入魂の演技に、思わず.... 永倉夫人の石田えりも良い。テレビドラマを滅多に見ない編集者だが、さいきんの水曜日は『それが答えだ!』といい、この番組といい、ついはやく家に帰りたくなる。
 テレビドラマといえば、さいきんセルビデオにNHK大河ドラマ『国盗り物語』『花神』の総集編が出ていて、ついふらふらと買いたくなる。今気がついたが主題曲はどちらも林光じゃなかったか。高橋英樹の斎藤道三、中村梅之介の大村益次郎、どちらも懐かしい。覚えていなかったが桂小五郎を米倉斉加年が演じていたそうで、意外なキャスティング。
 個人的には『勝海舟』をもう一度見たい。昔は松方の海舟のほうが似合っているような気がしていたのだが、今は渡哲也の海舟も悪くないとも思う。それをぜひ確かめたいのだけれど。

1997.08.20
 NONESUCHからクレーメルのピアソラ集の続編が出るそうで、泥鰌は二匹いるかどうか。前回の録音に参加していたチェンバロのホイナツカは今回はパスのようで、あの半ば狂気じみたサウンドが聴けないのはいまいち残念。
 友人一家が週末に遊びに来てくれたので、あれこれCDをかけたりしていたのであるが、こうゆうときには、昔購入したにもかかわらず聴いていない録音が結構発掘されたりする。DGからCD化されているベーム指揮の『エレクトラ』ドレスデン歌劇場盤(1960年10月録音)が今回のソレであって、録音状態もけっこう悪くない。こないだBOOKS.COMで手に入れた総譜もあることだし、少し気合い入れて聴き直すか。

1997.08.13
 以前に当通信に書いた原稿をながめていたら、エラーに気が付いた。東越谷音楽通信の最初期の頃のもので、クレーメルのピアソラ作品集に言及していて、なぜか発売元のレーベル名をECMとしていた。これはNONESUCHの誤りで、ここにお詫びして訂正を。
 でも何故間違えたのかな。ロッケンハウス音楽祭の一連の録音が頭にあったからか。ちなみにNONESUCHレーベルのサイトを探したけど見つからなかった。
 話は変わるが、このところジョー・サンプルの新譜("Sample This")が店頭に出ている。クルセイダース時代やソロの作品を自身がカバーしたもので、懐かしい"Carmel"なんかが聴ける。そういえばボブ・ジェームスの新ユニットもベスト・アルバムが出ていたな。オヤジたちも頑張っている(^o^)。

1997.08.10
 久しぶりに料理をつくった。できますものは『タイ風グリーンカレー』。
 もともと、週刊コミックモーニング連載の『クッキングパパ』(うえやまとち作)で習ったものだが、永年手がけているうちにオリジナルのレシピをすっかり忘れ、完全に自己流になっている気がする。つくるたびに味が違うのも特徴だ。だから真似をしたい方は、講談社のコミックスを参照してトライされると良いと思う。
 編集者のレシピはおおむね以下の通り。7-8人分つくれる分量だ。

  • とうがらしの干したやつを10-20本、半カップのお湯に漬けてもどす。
  • ピーマン10個、ししとう20-30本、玉葱1個、にんにく2-3かけ、生姜2-3かけを洗って、先程のとうがらしと一緒にフードプロセッサでペースト状にすりつぶす。
  • 鍋にたっぷりのオリーブ油を熱し、すりつぶしたペーストを炒め煮にする。30分ほどで水気が無くなり、べとべとのルーができる。仕上げに塩をひとつまみ入れる。
  • 別の大鍋にオリーブ油を熱して、骨付きの鶏もも肉を軽く炒める(分量はお好み。わが家ではもも4-5本分くらい)。
  • 大鍋にお湯を4-5カップ入れて肉を煮込む。アクはこまめにすくうこと。味付けに鶏ガラスープの素なんかをたくさん入れるとコクが強烈になる。
  • 大鍋が沸騰したら先程のルーを入れて弱火でじっくり煮込む。
  • 出来上がる直前に、茄子(3-4本)やマッシュルーム(10-15個)などをきざんで放り込む。レモングラスがあればこれも入れると、いかにもタイ風。
  • ココナッツミルクを200-300ccほど入れて一煮立ちさせる。
  • ナムプラー(魚醤)を軽く振りかける。さっと混ぜてできあがり。

     だいたい1時間あればじゅうぶんつくれる。このカレーは時間がたつと味が練れてくるのだが、できたての強烈な辛さが好きという意見もある。いずれにしても辛さは並大抵ではないので、ビールが大量にあることが望ましい。頭がぼうっとしてくるほどの刺激なのだが、夏には悪くないので、お試しになっては如何かと。
  • 1997.08.07
     懸案だったCXの『それが答えだ!』をついに見てしまった。もう第6回だそうで。
     いやー、10数名のオーケストラ部とゆうのは微笑ましいが、夜中に部室に忍び込んだ奴等が楽器を壊していく場面は見るに耐えなかった。何か生理的に受け付けない感じ。トロンボーンのスライドが「く」の字に曲がった有り様などにがっくりする。
     BGMはマーラーばかりで、1番、5番、8番が確認できたが、主人公の指揮者のマネージャーが「来たれ創造主よ」と唄い踊る場面には笑った。アダージェットを使ってもよいのはヴィスコンティだけだと思っていたが(^_^;)。

    1997.08.06
     小松左京御大の『SFへの遺言』(光文社)を読了。御大が傑作『果てしなき流れの果てに』を35歳で執筆していることに愕然とする。あの天才と自分を比較することこそおこがましく、畏れ多いのであるにせよ、だ。
     それにしても、御大の全集は未だ出ないのか。片っ端から読み返してやりたい衝動に駆られる(編集者はおそらく殆どの作品を既に読んでいるはず)。それに『虚無回廊』の続編は? はやく読みたい。
     そのいっぽうで、今更ながら司馬遼太郎さんの作品を読みつつある。『この国のかたち』(文春文庫)を読んでたいへん面白かったのがきっかけ。取りあえず『竜馬がゆく』から始めることに。大河ドラマの音楽は佐藤勝だったかな。

    1997.08.04
     仙台は涼しく、高知はやっぱり暑かった。編集者は夏バテで週末いっぱい寝込んでしまいました。でも高知『司』の鰹のたたきはとても美味しかった。
     ホームページのデザインを改造しないと、と焦っているのだが、なかなか手がつかない。いちおう新しいURLも確保してあるので、時間ができたら引っ越し敢行予定。
     お知らせのページにMFJS(旧名称Putz)のコンサートのご案内を掲載。土壇場ですみませんが、夏の宵を六本木バレンタインで過ごそうと思われる方は、ぜひどうぞ。イキの良いバンドを聴けます。


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