1998.03.31
 極端に慌ただしかった年度末も間もなく終わる。仕事は終わってないんだけど。毎年、もう少し明るく4月を迎えられると良いのになぁ、と反省するが、なかなか反省が翌年に反映されないのは猿だからか(^_^;)。
 週末にようやく、懸案のMessagePad 2100Eを触って遊ぶ。こいつに何とか日本語(というか漢字や仮名)を覚えさせたいのだが、上手くいかず、画面にトーフがいっぱい並んでしまうのが口惜しい。ただ速度は130Jに比べると段違いだ。エヌフォー社の日本語環境ソフト単品発売に期待したいなぁ。
 一行感想はまたしてもお休み。シェリングのバッハ無伴奏とか、デュメイのモーツァルトの協奏曲なんかを聴いているが、殆ど無批判に感動している。デュメイって確か、ラヴェルか何かを聴いて少し引っかかる音色が気になったような記憶があるのだが、モーツァルトはもう、ホントに綺麗。シェリングのバッハも美しくて、他の録音はいらない気になる。そういえば家のどこかに、ミンツの録音もあった筈だけどな。どこへ行っちゃったかな。
 この数日は関東地方はほんとうに暖かくて、桜もだいぶほころんできた。梅もみないうちに桜の季節になっちゃった。これだけ暖かいと、今年は多少楽だった花粉症も本格的に勝負をかけてきている。目薬はまだ残っているぞ(^_^;)。返り討ちにしてくれる。

1998.03.26
 NAXOSのヒストリカル・シリーズを初めて聴く。メトロポリタン・オペラの『ドン・ジョヴァンニ』、指揮はワルター、題名役はメルヒオール。うーむ、ステレオ以外は聴かない主義だったんだが、このところ旧い録音に手が出るなぁ、しかもSP復刻みたいなやつが多い。
 なんか、仕事に忙殺されてて気が付かないうちに、身の回りはもう殆ど春。東越谷方面は沈丁花の香りも高く、はやめの八重桜はもう咲き始めている。お天気の日曜日、ちょっとお花見なんかに行きたいもの。

1998.03.25
 少し喋っているだけで息切れがしたり、座って話を聞いているだけで手のひらに汗をかいたりして、日常的に緊張感高まり状況が続く。いわゆるストレスというやつだと思うが、ややばて気味のきょうこの頃。さいきんはCDを聴いても寝てしまいそうで、もちろん殆ど感想は書けない。少し一行感想に新記事を書いてはみたけど。書かずにいるけど印象に残ってるのは、グリュミオーのフォレのソナタ、それからギレリスのブラームス 第2協奏曲。この2枚はどちらも素晴らしかった。
 おなじみの新宿某音盤店での特売情報。輸入盤レーザーディスクで字幕はないけど、バイロイトのパルジファル(シュタイン指揮)\2,000、ショルティの『指輪』メイキングが\1,000、チューリヒ歌劇場のプロダクションでアルノンクールの『ポッペアの戴冠』\1,500、他にベームの『エレクトラ』、ガーディナーの『ベガーズ・オペラ』、ショルティのブルックナー7番等々、どれも格安。うちのLDプレーヤは壊れちゃってるので、はやく新しい機械を仕入れなきゃ。

1998.03.19
 激忙に伴う終電帰宅ののち、自暴自棄の深夜更新モード(^_^;)。もちろん終電で帰れるだけ幸せというご意見もあるかと思うが、編集者の勤め先って朝も早いのである。帰宅途中には日本フィル自主制作盤の『スコットランド』(広上淳一指揮)を聴いたのだが、もはや脳髄は雲丹と化しておりどんな音も受け付けない。
 帰宅してみると米国の某ショップから某Nxxxxxらしきものが届いていた。が、開封する元気が無い。あれこれいぢって遊ぶのは何日後か。

1998.03.17
 カット盤というものがある。昔、まだLPが世の中にいっぱいあった頃、中古レコード屋さんへ行ってロックの掘り出し物なんかを探したりすると、ジャケットの隅っこがカッターで切られたりしているモノに出くわすことがあった。新品の在庫処分なんかをやるとき、よそでまた正価で売られたりしないように、わざわざ切るのだと思う。
 で、CDのカット盤というのもあって、Berkshire Record Outletあたりで注文すると、さいきんはほぼ例外なく、このカット盤が送られてくる。よせばいいのに鋸か何かでプラケースに切り込みを入れるのである。編集者は録音内容もさることながら、ケースに挟まったジャケ絵などにも愛着があるものだから、このカット盤をみるのは辛い。今日、封を切って聴こうとしたヘレヴェヘのラモーは、焼きゴテか何かでケースに穴を空けているのだが、あろうことかCDそのものにまでコテが届いて、一部が溶けているのであった。幸い聴取に支障はなかったが、まったく何ということだろう。

1998.03.15
 土曜日は休日出勤。内緒だが車で出かけたので、渋滞に巻き込まれて行きも帰りもやたらに時間がかかったが、おかげでCDはずいぶん聴いた。サラステのドビュッシィ、ケンペのブルックナー4,5番、ベーム=ドレースデンのアルプス交響曲、ギレリス=ヨッフムのブラームス1番協奏曲。一行感想は気が向いたら後日に。あまりにも忙しくて、家に帰ってもなかなか更新する元気が出なくって.... ごめんなさい>>各位。ちなみにこのリスト中では、ギレリスのブラームスがいちばん気に入ったかな。水晶のように硬く、美しいピアノの響き。

1998.03.13
 おお、今日は13日の金曜日。
 風邪は治らないし、仕事はやたら忙しいし、で落ち着いて食事もできない日々。あちこち更新が滞ってほんとうに申し訳ない(_ _)>>各位。
 ここのところ、通勤時間のCD聴取が辛うじて心の平安を取り戻すひとときになっている。こうした時にはあまりややこしい音楽はだめ。上村さんが『クラシックCDファンの小さな家 -Cla-』で書いておられたが、やはりここはバッハあたりが最上か。マンゼの弾くヴァイオリン協奏曲が状況によく適合して、気持ちが慰められる想いをした。この他最近ではヘレヴェヘのレクイエムをいくつか聴いている(モーツァルト、フォレ、ブラームスの順に聴いた)。うーむ、合唱がこんなにも美しいなんて。ブラームスのレクイエムって取り立てて好みでもなかったのだが、この美しさはちょっとタダゴトではない気がする。この勢いでバッハのロ短調にもトライするか、さてどうするか。

1998.03.08
 咳と微熱・頭痛は抜けないが、高熱だけは何とか下がった。週末のあいだに何とか直せれば良いのだが。それにしてもひと月ほどの間に二度も風邪をひくなんて情けない。そんなに不摂生しているつもりも無いのだが。
 風邪をひいている間、土佐文旦っていうミカンを食べていた。文旦ってボンタンのことかと思っていたのだが、ぶんたんというものだそうだ。さる方のご紹介で、Webで販売していることを教えて貰い、注文したのである。お店は井口フルーツファーム。3月いっぱいくらいはこの文旦が旬だそうで、セールしてくれている。さしわたし12-3cm以上もある大きめのミカンは、おいておくだけでとても良い香りがして同居人がたいへん喜んでいた。皮をむいて、食べてみるとさわやかな甘さがあって嬉しい。一週間ほど前に5kg(10個くらい)注文したのをあっという間に食べてしまって、今日また10kgお願いした。井口さん、どうぞよろしくお願いします。楽しみに待っていますね。
 生産中止になってしまったNewtonのこと。いま仕事で使っているMessagePad130という機械を結構気に入っているものの、性能面で今ひとつと感じていて、昨秋に米国で発売になったMP2100に期待していた。当初1,000ドルくらいで売られていたのが、今や800ドル弱くらいになっている。いくつかのWebショップを徘徊した末、ついふらふらと・・・・(以下自粛(^_^;))。

1998.03.05
 すみません(_ _)。編集者は現在重症の風邪ひき中で更新が完全に止まっております。覗きにきて下さる方、もう暫くお待ち下さい。

1998.03.01
 やたらに忙しくしているうちに三月になってしまった。更新が滞って読者様には誠に申し訳ございません。先週聴いたCDを『音盤一行感想録』で一挙に6本追加したので許してね。それにしても朝っぱらからショスタコのカルテットなど聴くものではないな(^_^;)。どうしても音楽に悲劇性を聴いてしまうのは、この8番に限って言えば決して間違いぢゃないとは思うのだけれど。
 それと先週、『クラシックCDファンの小さな家 -Cla-』から当通信をリンクしていただきました。上村さん、どうも有り難うございました。こちらのリンク集は少し老朽化していて、大幅刷新を検討しておりますので、その際にはこちらからもぜひリンクさせて戴きますね。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 Apple社のNewtonがついに、というか、生産中止になってしまった。もともと構想そのものは素晴らしいと思っていたのに。同社のマーケティング不在の経営の犠牲になった、というのは言い過ぎか。そりゃ、今のAppleなら経営資源をあちこちに投入せず、ピンポイントで勝負していくのは正しいと思うけどさ。どこかしっかりした会社にライセンスともども売却とかして欲しかったなぁ。


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