1999.04.27
 気がつけば、26日午後4時頃15,000アクセス達成。読者の皆様にはほんとうに感謝。ここ数ヶ月は、トップページにおおむね1か月に1,000アクセスくらいあって、僅かに加速しつつある感じ。引き続きマイペースでぼちぼちやっていきますので、どうか見守ってやって下さいませ。

 というわけで、急造の新トップページを公開。

1999.04.25
 米国の通販サイトSmallDogから我がMac互換機(Akia Microbook Power604e/233SP)用にCPUアップグレード・カードを買った。商品はNewer社のMAXPwer。700ドル+送料等でいきなりG3/400MHzマシンになってしまうのだから、世の中捨てたものではない。おっかなびっくりで取り付けをしてみたが、マザーボードがおシャカになる等の大惨事を招くこともなく、あっけないくらい簡単に作業終了。マシンの立ち上げやらアプリの起動やらがやたらに速くなった。もっともインターネットアクセス等はやはりISDN64kがネックで、それほど劇的に状況が変わるわけではなかったが。
 ちなみにこの通販業者さんは、品物を送付する際に、店名にちなんだ小さな犬のおもちゃを入れてくれるのが、なかなか愛想が良いというか。月曜に注文をすると、10時間もたたないうちに「そちらの互換機(Akiaのこと)はNewerのサポート機リストに載っていないが、本当に送って良いか」というメールが届き、問題ないと思うからすぐ送ってくれ、と返事したら土曜日の午前にはもう届くという素早さ。対応も丁寧だし、贔屓にするしか。

 当日記への素早いフォローに感謝>>Mayazineさま。おやじネタも含め、愛読させて戴いてます(^o^)。

1999.04.23
 レコファンというと、もう15年も前には東京・下北沢に知る人ぞ知る、といった感じの中古レコード屋さんだったが、ふと気付いてみると山手線沿線に数軒の店舗を構える一大チェーン店となっているのだった。友人が池袋店で日々収穫をあげている話を聞きつけ、編集者も出かけていきたい衝動にかられていたのだが、我が新宿にも徒歩15分圏内に二店舗も発見。お昼休みの散歩コースに組み入れることにしてみた。
 どちらの店もクラシック関係はけっして多くを在庫しているわけではないが、取りあえず価格的に掘り出し物と思われるものを二点入手。ナクソスから順次発売されている、ティントナーのブルックナー・シリーズから8番・0番のカップリング二枚組が会員価格で350円(^o^)、それとゲルギエフ=レニングラード・フィルというやや珍しい組み合わせによるスクリャービンの3番がやはり350円(^o^)(^o^)。
 後者は不覚にも、世に出ていることを知らなかった録音なのだが、よく分からないレーベル(どうやらポイント・レーベルが絡んでいるらしい)から出ており、拍手やら咳やらが入っているライヴ盤。演奏はまずまず。ティントナーも初めて聴いたが、悪くない。相変わらずブルックナーは鬼門なのだが。

1999.04.21
 通勤時に遭遇する変わったおじさん、のことは以前に当欄で書いただろうか。東武伊勢崎線から営団地下鉄日比谷線に乗り継ぐ方らしいのだが、編集者はこの一年間に二度出会っている。
 最初は越谷駅で、昨年11月。朝、ホームで行列の最後に立ち、電車を待っていたのだが、準急が到着してドアが開いた瞬間、列の先頭が数名がく、とのけぞり『十戒』のヨルダン川(だったっけか)の如く、両側に引く。こちらはぼんやりしていてよく分からぬまま「あ、なんか空いてる、らっきー」と思いつつ乗り込むと、そこにそのおじさんが立っていた。
 歳の頃は50台前半くらいか、割合小柄で片手には革製の書類鞄、何処にでもいるような、ごくふつうのおじさんなのだ、着ているものがショッキングイエローのレオタード一枚というファッションでさえなければ。
 このおじさんは次の駅で降りていったのだが、隣に立っている時間の長かったこと。

 で、しばらく、この悪夢のようなひとときを忘れていたのだが、三月にもう一度、今度は大混雑の日比谷線車内で遭遇してしまった。知る人ぞ知る猛烈な乗車率を誇る日比谷線北千住→上野間なのだが、ある一角だけぽっかりと空いているのだ。編集者は例によって何となく人の波に押し流されているうち、この方の隣に立ってしまった。このときの筆舌に尽くし難い不安感は忘れられない(^_^;)。北千住から秋葉原までの約10分、それはそれは永遠の如く長い時間であった。

 編集者が下車するときも、おじさんはそのまま乗り続けていた。何処から来て、何処へ行くのか....(^_^;)。

1999.04.20
 越谷市近辺は市議会議員選挙を控え、各候補者の猛烈な選挙戦が繰り広げられつつある。で、それは良いのだが、月曜日の朝から大雨で駅までの道路は大渋滞。着いてみればロータリーに三台も選挙カーを止めて候補者三名が絶叫している、というのは決して有利な展開とは思えないのだが(^_^;)。少なくともタクシーで通常の三倍時間をかけてぎりぎりで駅に駆け込んだ編集者は、渋滞の元凶とみられるこの三名にはぜったいに投票しないぞ、と誓うのであった。
 第二幕は夜10時、残業でへたばりつつ越谷駅に降り立つ編集者を迎える某女性候補者。何やら懸命のおめかしをして直立不動、脇でシンパの方がお名前を連呼しているが、たしか19時だか20時だか以降の選挙運動って禁止されてなかったかな。バーゲンの安さにつられて入手したショルティ=BPOの『ツァラトゥストラ』のつまらなさにふてくされる編集者の耳にはただただ騒がしいだけ。あなたにもぜったい投票しない(^_^;)。

1999.04.16
 数日前にご紹介した新宿某店のバーゲン、迂闊にもひと棚そっくり見逃していた(^_^;)。店内クラシック売場中央の、島の片方からしかみていなかったのだが、反対側にもセール品があったとは。あわてて掘り出し物探しにいそしむ。が、収穫はもう一つ。シノポリ=ドレースデンによる『グッレ・リーダー』を入手して帰るが、これとて当店で値札の付け間違いか何かの事情で、法外な値札がついていたため買わずにいたもの。バーゲン品として半額の値段が付いていたが、もとの値札が高すぎるんだからさ。
 帰ってみればバークシァ・アウトレットからの小包み。さいきんWebサイトからDB検索→購入申し込みまでできるようになってなかなか便利なのだが、何故か今回は到着までに10日以上かかった。でもプーランクの無伴奏合唱曲集をゲットしたのでまぁご機嫌なワタシ。

1999.04.15
 ずいぶん久しぶりにジェフリー・アーチャーを読んだ。作品は『十一番目の戒律』(新潮文庫)。映画のように鮮やかな場面転換、小説ならではの読者を欺くトリック、いかにもアーチャーらしい皮肉っぽいユーモアなどを堪能できた。が、デビューの頃の新鮮さには今一歩か。『大統領に知らせますか?』なんか懐かしい。そういえばあの頃読んだルシアン・ネイハム『シャドー81』の映画化の話は何処へ行ったのか。
 このタイプの娯楽小説を編集者はあまり読んでいないので、この際少しまとめていろいろ読んでみるか、と本屋の書棚の前でしばらく悩む。クランシー、カッスラー、フリーマントル、スティーブン・キング、はてはトマス・ハリスなどなど、どれにしようかとさんざん迷った挙げ句、突如、山田風太郎を買って店を出るワタシ(^_^;)。何なんだ、そりゃ。
 で、家に帰ってみればもう半年も前に近所の図書館で予約していた『アップル(下)』が届いてるし(^_^;)(^_^;)。

1999.04.14
 おお、Prestoneが復活している(^o^)。愛読者として喜ばしい。

 4月になって街を新人の皆様が緊張気味に歩いているのを見かけるのは、こちらまで新鮮な気分になって良いものだが、考えるとここ10年ばかり、わが職場には新卒の方が配属されないのだった。業務の性格上なかなか難しいこともあるのだが、だんだんこちらの考え方まで古ぼけてきてしまうような漠然とした不安を覚える(^_^;)。10数年年下の後輩と喋るチャンスってなかなか無いんだよなぁ。

1999.04.13
 『モーストリー・ミュージック』最新号でお馴染みの新宿某店で時ならぬバーゲンをやっている。輸入盤の在庫処分品が主だったところとお見受けしたが、なかなか掘り出しものもあって、既にレギュラープライスで入手済みのものも多数あり口惜しい思いもしたが、取りあえず3枚ほど入手。コリリアーノの交響曲とブライヤーズのチェロ協奏曲とケンペの悲愴(テスタメント盤)という、今ひとつ訳の分からない組み合わせだが、物欲的にはまぁ満足。既に持っていて入手しなかったところでは、ギーレンのベト全集あたりがお勧めかも。

 前回の日記で書いたトーキング・ヘッヅのギタリストはデイヴィッド・バーン。何でこの名前が出なかったか(^_^;)。以前に録画した『ストップ・メイキング・センス』を久々に観たが、いやーなかなか堪能しました。新たな発見としては、このドキュメンタリーがジョナサン・デミの手になるものだったことで、つい最近テレビで『羊たちの沈黙』を観たのと不思議にシンクロしていて妙な気分。

1999.04.06
 4月2日東京オペラシティでのBCJ『マタイ受難曲』公演はなかなか素晴らしかった(え、出張じゃなかったの?という声が一部方面から聞こえるが、いちおう我が家ではそういうことになっているので念のため(^_^;))。編集者はこの『マタイ』が苦手分野で、何度聴いても玉砕してしまうのだったが、今回は対訳と首っ引きで予習をしておいたのが効を奏したか、何とかおしまいまで緊張感を保って聴くことができた。やっぱりこの曲、ドイツ語が分かって聖書への理解もじゅうぶんでないと難しいのかなぁ、と実感した次第。
 演奏方面は、寺神戸、鈴木秀美を初めとする優れたソリストの音楽に感銘を受けた。とくに鈴木兄弟の息の合ったところは白眉とも感じた。アンサンブル全体も立派だったが、これからのさらなる成長に期待したいところ。
 声楽ではロビン・ブレイズの歌唱を真っ先に称えたい。ソプラノも曲が進むに従って充実していき、これも立派。日本人ではテナーの櫻田氏が素晴らしかった。福音史家は緊張しつつも熱演だったが、編集者は何故かトーキング・ヘッヅのギタリスト(何て名前だったっけ)を思い出したりしてしまった。ペーター・コーイはやや不調だったかも。
 それにしても、日本発でこれだけの演奏を実現してしまうのだから、先が大いに楽しみ。当面追いかけてみたい団体である。

1999.04.02
 4月を迎えた東京方面はとつぜん暖かくなって、お花見日和。朝晩の通勤電車はいかにもといった風情の新人の皆様が、慣れないラッシュにもまれて大変そう。いや、春ですなぁ。社内でもだいぶ異動があったりして、引っ越しやら棚の整理やらで慌ただしい。
 5色マックの次は7色マックだとか、The Newton Storeがインターネット上に開店とか、得体の知れないニュースがずいぶん流れたが、ま、エープリルフールだったとゆうことで。海外サイトは日本に数時間遅れて4月1日を迎えるから、もっと面白いネタがいっぱい出てくるかも。なんかグルダ死去とかいう噂も流れたんだそうで。
 ちなみに、え、クライバーがどうした、って? すいません、真っ赤な××です(_ _)。誰も信じてないかもだが(^_^;)。


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