1999.05.29
 モンティ・パイソンといえば、かつてLDソフトが出たときに、プレーヤも持ってないのに8枚も買い込んで、半年ばかりジャケ絵を眺めてた奴がいる。こ奴に云わせると、海外ではマニアのために結構台本やら歌集やらが出版されていて、さいきんはインターネット通販でどんどん輸入できるのだそうである。
 ちなみにクラシック音楽関連のモンティ・パイソンねたで傑作なのは『明るい農村』。BBCにも明るい農村(farmer's programだったかな)があるというのも知らなかったが、アナウンサーがいきなり「今日の特集は....チャイコフスキー!」とか言い出して大笑い。バイオグラフィやら作品解説やらがあって、極めつけは演奏会の実況。「それでは、ピアノ協奏曲第1番をお届けします。なお、袋詰めにされたピアニストが演奏しながら縄抜けをします(^_^;)」。オケの前奏とともにステージに麻袋が転がり出てきて、鍵盤を叩きながら必死の脱出。このとき画面に「スヴャトスラフ・リヒテル」とかクレジットされるのがまた神をも恐れぬ所業というか。無事に縄抜けを終えると袖から二代目引田天功みたいな女性が駆け寄ってきて、手に手を取って大団円。「リヒテル&リタ(やっぱ英語圏だから、リヒター&リタって読むんだろうなぁ)」とかクレジットされたりして、もう沙汰の限り。
 いやー、書いてるうちに懐かしくなって、久しぶりにLDを観たくなってしまった。が、我が家のプレーヤはもう二年ばかり死んでいるのだ。うう、残念。 ....って、冒頭の「こ奴」って結局のところ誰(^_^;)??

1999.05.27
 『告白』を読み終えたので、こんどは『はみ出し銀行マンの倒産日記』(角川文庫)を読み始めた(^_^;)。どちらも何処までがノンフィクションなのか分からなくなってくるほど、オソロシイ銀行の内幕が描かれているのが共通点。テリー伊藤の『お笑い大蔵省極秘情報』もこの類か。一緒にされるとお互いに迷惑かな(^_^;)。
 アンドレ・プレヴィン指揮のDG新譜はラヴェルの『スペインの時』『子供と魔法』の二本立て。チャック・ジョーンズ描き下ろし(?)のジャケ絵がなかなかインパクト有り。DGって、この曲はもしや60年代のマゼール盤以来か。まぁ全体に録音の少ない曲目ではあるかも。プレヴィンのオペラって、このあいだ出たばかりの自作自演『欲望という名の電車』はなかなか良かったが、さて、ラヴェルではどうだろうか。

1999.05.24
 『さよならバードランド』ビル・クロウ著 村上春樹訳(新潮文庫)。
 ビル・クロウはジェリー・マリガンのバンド等で活躍したジャズ・ベーシスト。編集者的にはあまり馴染みのないひとだが、バードランドを巡るバンドマンのエピソードがなかなか楽しそうだったので読んでみた。で、もう一気に読み切ってしまった。面白い。意外な人の意外な一面、ってのはこのテの本では良くある話だが....
 クラシック音楽ファンにとっても興味深いお話がいっぱいある。まず、著者はニューヨーク・フィルの主席ベーシストに師事した、というエピソード。またヴァレーズが自作のためにバンドマンを集めて実験をあれこれした話。バンドマンは緊張して、ついつい畏まってしまうが、ヴァレーズは「もっと出鱈目にやれ」と言ったとか。また、ベニィ・グッドマンのソビエト・ツアーで演奏された『ラプソディ・イン・ブルー』にソリストとしてつき合ったバイロン・ジャニスの話もなかなか凄い。中身はぜひご一読の程。ベニィ・グッドマンって割と人の好さそうな、と思っていたが、けっこう自己顕示欲の強いわがままなオッサンだったことも分かる(^_^;)。
 この本に続いて、文春から文庫化された『告白』を読みかけているが、こちらも凄い。著者は大和銀行が海外業務からの撤退を余儀なくされた事件の張本人だが、こんなに読ませる文章を書ける人なのか。それとも事実がやはり小説より凄いからなのか。
 リンク集に新しいのをいっこ追加。開店早々のサイトだが、これからがとても楽しみ。

1999.05.18
 Webサイト上のCDショップとしては、編集者的には、これまでCDnowにお世話になってきた。後発のMusic Boulevardが日本語化に素早く取り組んだこともあってか、より馴染みのあるショップという印象もあるのだが、何よりインターネットの特性を活かして「在庫DBをどんどん検索して注文できる」というオンライン・ショッピングの醍醐味を初めて味わわせてくれたサイトがCDnowなのであった。
 Music Boulevardができてからは、欲しいタイトルの在庫検索を双方にかけてみて、ある方から注文してみたり、どちらにもある場合は安い方に、とか送料はどっちがかかるのか、とかアレコレ調べるのもまた楽しかった。しかし、そういう心配はもはや不要になった。何しろ合併するというのだ、この二大サイトが。
 先々週の末だったか、合併直前のCDnowを覗きにいったら、CHANDOSオール30%offとか、ヘレヴェヘの第9先行予約(ついに出るのだという。もちろん注文した(^_^;))受付だとかをやっていた。今まで貯めてきたポイントはそのまま新しいショップでも引き継いでくれるそうだ。ますます頑張って、楽しませて欲しいものである。
 

1999.05.15
 小旅行から帰って以来、またまた風邪をひきこんで更新意欲減退状況に陥っていたのだが、ようやく復活の兆し。それにしてもこの一週間はいろいろあった。
 まずは我がAkia Mac互換機のロジックボードに括りつけられている電池が切れ、システム時計が一秒たりとも動かなくなり、再起動毎に「1940年2月うんぬん」にリセットされる始末と相成った。ニフティのFMACOSフォーラムで助けて戴き、ショップで内蔵用電池を仕入れ、筐体を分解し、HDDとFDDを取り外して、ようやく電池を交換したときには滝のように汗をかいていた(^_^;)。
 Mac関連ではもう一つ、OSのバージョンアップが発表され、8.6用アップデータがインターネット経由で提供されることになった....のだが、何だと。アップデータが90MBもある。Appleはいったい何を考えているのか。英語版のファイルは30MB程度だったが、利用者の回線環境は日米では格段の差があり、そのうえ90MBである。ダウンロードサイトは混みまくっているし。無茶をするものである。

 で、この他にも愛用のCDnowがMusic Boulevardと合併した話とか、リザネクの歌う『エレクトラ』ハイライト盤が凄かったとか、新潮文庫の『さよならバードランド』がなかなか面白かった、とかいろいろあるのだが、また後日に。

1999.05.07
 3-4日は信州塩尻、小野神社/矢彦神社の御柱大祭を見物に行った。6年毎、酉年と戌年(諏訪大社の有名な御柱祭の翌年)に行われるお祭りで、毎回五月の連休頃に「里曳き」と「建て御柱」という、御柱大祭のメインイベントとも云える行事が賑々しく挙行される。小野御柱祭の解説はInfoseek Japanあたりで「小野」と「御柱」をキーワードに検索すると、いくつか見つかるので、ご興味のある方はお試し戴きたい。
 編集者はこの30年くらいの間、毎回お邪魔しているのだが、今年はあいにくの雨模様。うろ覚えながら小野御柱で、これまで雨に降られた記憶がない。「里曳き」は雨のなか、それでも何とか行われたが、雨で柱の曳き手が不足し、なかなか先へ進まず苦労していた。こんなことは珍しい。それでも何とか二本まではお宮に入るところを見届けた。もっとも「建て御柱」は見物人の傘ばかりが見えるだけで、つまらないので引き返してしまった。
 こんな有様なので、神社境内に集まったテキ屋さんたちも売り上げが思うように上がらず苦労したかも知れない。それでも5日はお天気で、お祭りも盛大だったのかも知れないが。驚いたのは、例の「だんご三兄弟」関連グッヅが幅を効かせていたこと(^_^;)。恐るべし、テキ屋さん。

1999.05.03
 2日は友人のうちへ遊びにお邪魔したのだが、越谷から西東京まで2時間半かかって驚いた。どこもかしこも軒並み大渋滞の有様。ふだんなら1時間少しもあればたどり着く場所なのだが。
 出かける前にWebで渋滞情報など流してくれているサイトはないかな、と思って検索をかけてみたのだが、案外無いんですね、これが。わが愛車にはカーナビなどという高価な道具はついていないので、道路の要所要所にある電光掲示板みたいなやつか、1620KHzの放送が頼り。で、(財)日本道路交通情報センターのサイトで、電話による交通情報の入手の仕方を教えていただいた。これはなかなか便利。
 ただまぁ、情報が入手できても渋滞が無くなるわけではないから(^_^;)。石原都知事は都内への車輌流入を規制するとかいう公約を掲げた、と読んだ記憶もあるけど、ほんとにやるのかな。ナンバープレート下一桁で、きょうは奇数の車が首都高速に入れます、とか(これは韓国方式でしたっけ)。

1999.05.01
 世は黄金週間、か。29日からたっぷり休む方も、カレンダー通りに1日から楽しむ方も、はたまた6,7日と休暇を取って、という方も、大いに楽しまれんことを。編集者は、といえば、信州小野で6年に一度行われる御柱大祭を見物にでもゆこうかと画策中。それにしても、幼稚園って土曜日は平常通りなのですね。先生方もご苦労様です。


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