|
|
G.ガブリエリ 金管楽器のための音楽第一集 ロンドンSO金管楽器奏者 (NAXOS 8.553609) |
|
ガブリエリと云えば金管楽器の経験者なら一度や二度は必ず譜面をみているに違いないが、『第7旋法によるカンツォーナ』とか『ピアノとフォルテのソナタ』とか、おなじみの曲が聴ける。アンサンブルがとてもきれいで、うるさくない。(1998.02.05) |
|
|
ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第8,9,10番 ブロドスキー弦楽四重奏団 (TELDEC 9031-71702-2) |
|
とにかくよく楽器を響かせ、アクセントはきつめ。コマの側を擦って刺激的な音色をつくったりして、工夫も多い。その割にあざとさは無く、真正面からまじめに取り組んだ良い演奏だと思う。ただやはりボロディンQ.に一日の長がありそうなのは、年の功なのか、はたまたお国モノだからか。(1998.02.27)
|
|
|
ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第8,9,10番 ボロディン弦楽四重奏団 (Melodiya BMG 74321 40715 2) |
|
朝一番に通勤電車でショスタコの弦楽四重奏曲第8番を聴く。めっきり落ち込んで会社へ行く気がなくなるので、そうゆうことはあまりしない方が良い。ボロディンQ.はこの厳しく、晦渋な音楽を、いたずらに叫んだりすることなく抑制しながら進めていく。それで、よけいに凄みが増す。(1998.02.27)
|
|
|
スカルラッティ チェンバロのためのソナタ集 ルセ(チェンバロ) (DECCA 458 165-2) |
|
比較するほど曲に知識が無いのでなんとも云えないのだが、割合濃いめの味付けで緩急自在に遊んでいるみたい。「華麗」より「豪華」という語感が似合いそうな演奏。(1998.07.08)
|
|
|
ドビュッシィ 前奏曲集第一巻、『子供の領分』 コチシュ(ピアノ) (PHILIPS 456 568-2) |
|
挑戦的というか、攻撃的というか、少しいらいらした感じのドビュッシィ。テンポは総じて速めで、細かいパッセージを一音々々確実に聴かせるのだが、輪郭がきつめで少しうるさいような。そういう行き方に合う曲もあるのだけれど。(1998.02.26)
|
|
|
ビートルズ作品集『ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア』 セルシェル(ギター) (DG 447104-2) |
|
ご存知、ビートルズ作品を集めたギター・ソロによるカヴァー集。クラシック者によるビートルズのカヴァーってわりあい成功例が多いのでは。大好きなキングズ・シンガースによる音盤も愛聴しているが、このアコースティック・ギター1本による演奏もしみじみと素敵。『ミッシェル』なんか泣けてくるなぁ。(1998.06.08)
|
|
|
プーランク 室内楽曲集 パユ(フルート) メイエ、ポルタル(クラリネット) ル・サージュ(ピアノ) 他 (BMG 74321 632122) |
|
なんて軽やかで機知に富んだ音楽と演奏! 数年前に出た某イエローレーベルの録音を有り難がって聴いた自分は何だったのか。金管三重奏ソナタも懐かしい。それにしてもプーランクはやはり室内楽に醍醐味が。(1998.12.09)
|
|
|
ブリテン 無伴奏チェロ組曲(全曲) ヒュー(チェロ) (NAXOS 8.553663) |
|
ううむ。気まぐれで入手したCDだが、この曲を聴くのは初めて。演奏はディテールの処理が今一つで編集者の愚鈍な耳には音楽がよく見えない。中途で思考が週刊ダイヤモンド方面に移動してしまい、あとは印象殆ど無し。反省。(1998.02.13) |
|
|
モーラン 弦楽四重奏曲・三重奏曲集 マッジーニ弦楽四重奏団 (NAXOS 8.554079) |
|
アイルランド民謡に取材したと思われる、牧歌的なメロディが次々につづられていく。薄曇りの午後、お茶に田舎風のクッキーかスコーンでもいただきながら、なだらかな傾斜の続く丘をぼんやりと眺める、そんな、のどかな雰囲気を楽しみたくなるような音楽。演奏はじゅうぶんに楽しめるもの。(1998.07.09)
|
|
|
ラモー クラヴサン・コンセール集 ルセ(クラヴサン) 寺神戸亮(ヴァイオリン) 上村かおり(ガンバ) (HARMONIA MUNDI HMC 901418) |
|
ラモーの楽しさは、典雅な響きと軽めの華やかさあたりにあるのでは、と素人ながら考えた。この若いトリオの演奏はラモーの楽しさを伝えてくれるが、少し気合いのようなものが入っている。もう少し気楽さといい加減さがあるといいのになぁ、などと思ったりもする。勝手なことを云うようだが。(1998.03.16) |
|
|
リスト ソナタロ短調/ラヴェル『水の戯れ』他 アルゲリヒ(ピアノ) (DG 447 430-2) |
|
リストのロ短調というと、RCA盤のホロヴィッツのレコーディングをやっぱり忘れられず、さしものマルタ・アルゲリヒも霞む。ともあれショパンでの気合いたっぷりな演奏や、ラヴェルでの繊細さは美しく、良い録音ではある。(1998.02.10) |