■ オペラ・声楽曲 ■

star star star star ジル『レクイエム』
メロン、コーイ他(独唱) ヘレヴェヘ(指揮) シャペレ・ロワイヤル (HARMONIA MUNDI HMD 941341)
 これはまた典雅なレクイエム。普段から歌詞を殆ど聴いていないのだが、ときどき典礼文が聴き取れるのに気づかないと、レクイエムであることすら忘れてしまう。例によって歌唱はどこまでも美しく、聴いていて我を忘れるほど。(1998.06.01)

star star star star ティペット『我らが時代の子』
アームストロング、シャーリー−カーク他(独唱) ブライトン祝祭合唱団 プレヴィン(指揮) ロイヤルPO (CARLTON 30367 02052)
 じっと耳を傾けていると、じわじわと心に沁み込んでくる。この音楽の持つ大きな力を感じさせるような演奏。独唱陣も素晴らしいが、何より指揮者の成果を称えるべきだろう。(1998.10.12)

star star star star フォレ『レクイエム』
メロン、コーイ(独唱)、ヘレヴェヘ(指揮) シャペレ・ロワイヤル プチ・シャンテール・ド・サン・ルイ アンサンブル・ミュジーク・オブリーク (HARMONIA MUNDI 90879-81)
 この曲、ほんとうに美しいといつも思う。クリヴィヌ盤など良い演奏にもよく出会うことができるのだが、このヘレヴェヘ盤で聴ける合唱は素晴らしい。殆ど手放しで賞賛しつくすことに。(1998.03.13)

star star star star ブラームス『ドイツ・レクイエム』
エルツェ、フィンリー(独唱)、ヘレヴェヘ(指揮) シャペレ・ロワイヤル コレギウム・ヴォカレ シャンゼリゼO (HARMONIA MUNDI 90879-81)
 レクイエムを3曲、ヘレヴェヘで聴いてきたが、このブラームスの合唱もたいへん美しいもの。今まで実演で聴いても取り立てて良い印象を持たずにきてしまった曲なのだが、こんなに素晴らしい音楽があるとは気付かなかった。いずれにしてもヘレヴェヘは(今更ながら)大注目。今年秋の北とぴあ音楽祭への来日が待たれる。(1998.03.13)

star star star ブリテン『ピーター・グライムズ』
ロルフ・ジョンソン、ロット、アレン(独唱)、ハイティンク(指揮) ロイヤル・オペラ・ハウスO(英EMI CDCB 7 54832 2)
 編集者はこのオペラが好きで、ぜひ一度実演に接したいと思っているのだが、チャンスが無い。ハイティンクの演奏はヒコックス盤あたりと比べると、同じ曲かと思うほど重厚でがっちりしたもの。ただブリテン独特の色彩感は、あまりぶ厚く演奏するとややマイナスか。(1998.02.23)

star star star ヘンデル『アポロとダフネ』
アレキサンダー、ハンプソン(独唱) アルノンクール(指揮) ヴィーン・コンチェ ントゥス・ムジクス (TELDEC 4509-98645-2)
 編集者は古楽入門中で殆ど感想らしい感想は書けないんだけど(^_^;)。アルノンクールに対するスルドさやウルサさ、といった先入観は裏切られ、典雅な演奏。独唱はいずれも立派(少し立派すぎる?)。まずまず楽しめた。(1998.01.20)

star star star star モーツァルト『レクイエム』
ルーベンス、マルケルト、ボストリッジ、ミュラー=ブラフマン(独唱)、ヘレヴェヘ(指揮) シャペレ・ロワイヤル コレギウム・ヴォカレ シャンゼリゼO (HARMONIA MUNDI 90879-81)
 抑制された表現の中に微妙で深い綾を感じる素晴らしい合唱が聴ける。オーケストラもデリケートでとても美しい。さいきん聴いたクイケン盤よりも、編集者はこちらを取りたい。(1998.03.12)

star star star モーツァルト『レクイエム』
シュミトゥーゼン、パトリアツ、マッキー、ヘル(独唱)、クイケン(指揮) ラ・プティット・バンド (ACCENT ACC 97000 D(A))
 大仰な深刻さや悲劇性は薄く、やや速めのテンポで淡々と語っていくレクイエム。コーラス(ネーダーランド・カンマーコア)が素晴らしい。オーケストラはピリオド楽器特有の、メリハリのある響きで慣れるのにやや時間が要る。なお独唱者のカタカナ表記に自信皆無(_ _)。(1998.03.06)
 この後ヘレヴェヘ盤を聴いてみて、クイケン盤のオケの響きはピリオド楽器だから、という訳ではなく、むしろクイケンの演奏の特色だったのでは、と考えた。音楽の輪郭をくっきりと際だたせる楷書の芸というべきかも知れない。

star star star ラモー『アナクレオン』
ジェンス、フェリクス(独唱) 、ミンコウスキ(指揮) ルーブル音楽隊 (ARCHIV 449 211-2)
 どちらかといえば、優雅さよりも鋭さが勝ったラモーだが、まずまず楽しめた。ダンスの部分の活き活きとした音楽は魅力的。(1998.04.17)

star star star star ラモー グラン・モテット集
ヘレヴェヘ(指揮) シャペレ・ロワイヤル(HARMONIA MUNDI HMC 901078)
 ラモーの典雅な音楽と、例によってニュアンスに富んだ美しい合唱の響きがよく合う。たぶんオペラよりはこういう音楽のほうが、より彼らの資質に合うのではないだろうか。(1998.03.16)

star star star リュリ 小モテット集
クリスティ(指揮) レザール・フロリサン (HARMONIA MUNDI HMD 941274)
 曲についての知識は全く無いが、こういう小編成の美しい音楽を良い録音でしみじみと聴くのはとても嬉しい。独唱陣も素晴らしい。仏ハルモニア・ムンディ40周年記念の美しい紙ジャケットに収まっている。(1998.05.25)


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