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イベール『寄港地』『祝典序曲』他 佐渡裕(指揮) コンセール・ラムルーO (NAXOS 8.554222) |
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『ディベルティスマン』を聴き始めた瞬間、ロジェストヴェンスキー指揮の録音を思い出した。あのレコード、30回は聴いたと思う。寄港地や祝典序曲はマルティノン盤が懐かしい。イベールって結構好きかも。佐渡裕は贔屓にしてるので、多少一本調子だったりするところもあるけど星一つおまけ。(1998.01.29) |
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ウッド『ルール・ブリタニア』他 ダニエル(指揮) イングリッシュ・ノーザンPO (NAXOS 8.553981) |
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ロンドン名物・プロムス最終夜でのおなじみ名曲群を収録。ポール・ダニエルも手兵オケをのびのびと演奏させて楽しい一枚になった。ウォルトンの戴冠式行進曲二曲『王冠』『宝珠と王杓』は名曲で、編集者の大のお気に入り。(1998.10.05)
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エルガー『エニグマ変奏曲』他 ダニエル(指揮) ロンドンPO (CONIFER 75605 570412) |
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編集者期待のポール・ダニエルによるエルガー・フェイヴァリッツ。序奏とアレグロや「謎」など、手堅い演奏と聴いたが、威風堂々第1番はスコア読みの徹底による指示らしき箇所もいくつかあり、多少のぎこちなさも。(1998.09.25)
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ガーシュウィン『ラブソディ・イン・ブルー』他 マーシャル(指揮,ピアノ) オールボーSO (VIRGIN TOCE-9599) |
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弾き振りのピアノが達者でなかなか聴かせる。ホントはきちんと弾けるのに、走り過ぎて少しもつれているのがご愛敬だが、ノリが良いのでミスに聴こえにくい。これでオケがもうちょっと上手ければなぁ....という気もする。併録のへ調のコンチェルトも名演。(1998.10.19)
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ガーシュウィン『ラブソディ・イン・ブルー』他 ティルソン・トーマス(指揮) ニューワールドSO (BMG 09026-68798-2) |
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バーンスタイン『前奏曲、フーガとリフ』がスパイクの利いた名演で星5つ。『ラブソディ...』はオケの並ならぬ表現意欲が大いに買えるが、この色づけはちょっとジャズじゃない(^_^;)。でも凡百の演奏に比べればとても立派。他にミヨーの『世界の創造』など収録。しゃれた選曲になってる。(1998.09.14)
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グレンジャー『リンカシァの花束』他 レイニシュ、ランデル(指揮) 王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラ (CHANDOS CHAN 9549) |
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CHANDOSのグレンジャー・エディション第4巻は吹奏楽集。民謡に採譜した作品を中心にした楽しい音楽。『リンカシァの花束』は大好きな曲で、演奏もチャーミング。グレンジャー編曲の『ロンドンデリーの歌』って前から好きだったんだけど、こんなに良い編曲だったか、と改めて驚く名演奏。(1998.02.18) |
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シベリウス『悲しきワルツ』『トゥオネラの白鳥』他 ロスバウト(指揮) ベルリンPO (DG 447 453-2) |
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衒うところのない淡々とした演奏だが、やっぱり何となく「それっぽい」情緒を求めちゃう。幽幻さというか。『フィンランディア』がなかなか悪くない(おもちゃみたいなシンバルがちょっとヘン)。(1998.01.22) |
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R.シュトラウス『英雄の生涯』他 ビーチャム(指揮) ロイヤルPO (TESTAMENT SBT 1147) |
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期待を遙かに上回る演奏。録音は1948年とのことだが、大仰な、過剰な演出はいっさいなく、きびきびと前進する音楽はいま聴いても極めて新鮮な、モダンなもので、オケの力量も十全。ちなみに1947年のRPO楽員一覧表に依れば、ホルン首席はデニス・ブレイン。ほんとうは5つ星としたいが、編集者が少し冷静さを欠いている気もするので(^_^;)。(1998.08.06)
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R.シュトラウス『英雄の生涯』 バルビローリ(指揮) ロンドンSO (英EMI 5 69349 2) |
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遅めのテンポで堂々とした英雄だが、やや荒削りで表情も乏しい。あまり面白くないと思いながら聴いていたら、英雄の業績のあたりから味わいが出てきた。ただ全体としてはもう少し上手なオケで、あれこれ小細工を楽しみながら聴きたい(^_^;)。(1998.02.12) |
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ストラヴィンスキー『春の祭典』 ヤンソンス(指揮) オスロPO (東芝EMI TOCE-4027) |
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もともと手垢の付きやすい曲だが、この演奏は洗い立ての木綿のシーツの手触りみたいなところを狙ってるような。でもこのアプローチって新しくないし、意外性に乏しくて編集者にはピンとこない。(1998.01.22) |
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武満徹『夢の引用』『夢窓』他 クロスリー、ゼルキン(ピアノ) ナッセン(指揮) ロンドン・シンフォニエッタ (DG 453 495-2) |
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外国人の演奏に違和感を覚えることの多かった武満サウンドだが、サロネンにしろナッセンにしろ素晴らしい演奏で編集者の偏見をうち砕く。天才が未だ存命中に、とりわけ親しい友人たちとともに創った録音は暖かい手触りがする。(1998.12.07)
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武満徹『鳥は星形の庭におりる』『夢の時』他 尾高忠明(指揮) BBCウェールズ国立O(BIS-CD-760) |
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美しい音楽であり、アンサンブルも節度を保ち、良い雰囲気をつくっている。ただ、一部の管楽器に与えられたソロがやや前に出過ぎている箇所があるのが惜しい。何というか、ソロさえもよく全体と調和させるべきなのがこの作曲家の音楽の特質か、ということを少し考えた演奏だった。(1998.02.10) |
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ターネイジ『ブラッド・オン・ザ・フロア』 アースキン(ドラム) ルンデル(指揮) アンサンブル・モデルン (ARGO 455 292-2) |
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こういう音楽は既存のモノサシを当てにくいが、演奏そのものは意欲的でインパクトも十分。アースキンって初代ウェザー・リポートのドラマー、懐かしい。ギターにスコフィールドも参加。でも全体には編集者の理解を超えていて評価困難(^_^;)。(1998.09.14)
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ドビュッシィ『海』『イベリア』他 ミュンシュ(指揮) ボストンSO (BMG BVCC-7925) |
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決して悪くない演奏だとは思うのだが、盛り上がるところでやや行き過ぎるきらいがあるような、高カロリーな『海』。オケの艶っぽさがいまいち。(1998.06.11)
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ドビュッシィ『海』『夜想曲』『牧神の午後』他 マルティノン(指揮) リヨン歌劇場O. (EMI 5 72667 2) |
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人にあげたり、行方不明になったり、で何度も買い直したCD。70年代EMI音盤の仏系作品には宝物が多く、マルティノンが遺した数多くの録音も含まれる。今回改めて聴いた感想は、演りたいことと出てくる音楽との間の僅かなギャップ。明晰で直截な表現という方針の徹底には、演奏技術もやはり大事。ラヴェルでは、もっと本領発揮していたような記憶も。(1998.05.22)
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ドビュッシィ『海』、『映像』他 サロネン(指揮) ロサンジェルスPO (SONY SK 62599) |
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これは快演。サロネンは『夜想曲』のときも、ブーレーズの新盤より徹底したスコアへのこだわりを示していたけれど、その時感じた僅かなぎこちなさが無くなり、肩の力が抜けて、清潔でしかも雰囲気のある演奏を実現した。チェリの『海』とは全く別の曲に聴こえる。(1998.04.02)
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ドビュッシィ『海』/ラヴェル『イベリア』 チェリビダッケ(指揮) ミュンヒェンPO (独EMI 5 56520 2) |
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編集者鬼門のチェリ・箱物11枚組から最初の一枚。丁寧で重厚、巨大なスケールだが異常に遅い海。ドビュッシィのもやもや感皆無。ラヴェルは華麗な色彩表現で結構成功してる?(1998.01.13) |
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ビゼー『アルルの女』、シャブリエ『スペイン』他 ビーチャム(指揮) ロンドンPO (DUTTON CDEA5017) |
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1936-1940年の録音だがDUTTONのリマスターって凄い(他のはあまり知らないので本当は何とも言えないが)。御大の演奏は風格と遊び心が同居しているような、不思議な魅力がある。アルルの女の冒頭から案外真っ当なテンポ設定や表情付けで意表をついたが、全体としては愉悦感にも不足のない名演奏。(1998.03.18)
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ブーレーズ『レポン』他 ブーレーズ(指揮) アンサンブル・アンテルコンタンポラン (DG 457 605-2) |
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東京ベイNKホールでの『レポン』日本初演に立ち会えなかったのは何としても残念だった。録音では聴衆を取り囲む立体的な音響やその動きはもう一つ味わえない。それにしても、よく分からないが迫力はある。(1998.12.08)
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プロコフィエフ『ロメオとジュリエット』全曲 マゼール(指揮) クリーブランドO (DECCA 452 970-2) |
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考えてみるとこの曲、全曲聴くのは初めて。音だけだとこれほどつまらないとは思わなかった。オケはさすがに上手いのだが。ほんとは星一つにしようかと思ったが、ところどころ異常なオーケストレーションがあって多少注目したので二つ。(1998.02.17) |
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マクミラン『ヴェニ・ヴェニ・エマニュエル!』他 湯浅卓雄(指揮) アルスターO (NAXOS 8.554167) |
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湯浅氏は1997年から同オケの主席客演指揮者に就任し、今般NAXOSからナイマン、マクミランの曲集が出た。マクミランの表記作品は打楽器協奏曲のような風情で、爽快な切れ味と独特の叙情性とをあわせ持つ不思議な味わい。演奏は十全な出来映え。(1998.10.06)
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ミヨー『屋根の上の牛』『世界の創造』他 ナガノ(指揮) リヨン歌劇場O. (ERATO 3984 22332 2) |
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こういう音楽をオーケストラでセンス良くやるのは難しいと思う。ナガノは洗い立ての木綿みたいにさっぱりと演奏して、それはそれで悪くないが、気の利いたノリや色気には若干乏しいかも知れない。どちらかと言えば『世界の創造』がお洒落か。(1998.05.12)
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ラヴェル『ボレロ』『ラ・ヴァルス』他 ミュンシュ(指揮) ボストンSO (BMG BVCC-7926) |
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先入観に反してがっかりなラヴェル。ボレロではあまりにも雰囲気に乏しく、装飾を無理にひっぺがしたような。ラ・ヴァルスも初め丁寧なつくりでニュアンスにも富んでいるが、次第に激情に奔る演奏に。うーむ。『マ・メール・ロワ』のように、曲そのものが無理に盛り上がれないものでは落ち着いて聴けるのだが。(1998.06.12)
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ラヴェル『ボレロ』『ダフニスとクロエ』第1,2組曲他 マゼール(指揮) ヴィーンPO (BMG 09026 68600 2) |
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曲順最後のボレロから聴く。快テンポでやや雰囲気に乏しいソロを聴くうちに凄味を増していき、最後にがく、と膝をつきそうな衝撃を受ける。ラ・ヴァルスはもうやりたい放題で、思わず星五つ付けようとするが、理性がそれを邪魔したのであった。(1998.02.06) |
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レスピーギ『ローマの松』『ローマの祭り』『ローマの噴水』 トスカニーニ(指揮) NBC交響O (BMG 74321-45642-2) |
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言わずとしれた超有名盤。こういう曲はひたすら良い録音で派手にやって欲しい、というのが編集者の基本要求(^_^;)だが、本盤はモノラルだろうが全く文句無し。十分すぎるほど上手いオケの演奏だからこそサマになる音楽である。(1998.08.18)
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レスピーギ『ローマの噴水』『ローマの松』他 カラヤン(指揮) ベルリンPO (DG 449 724-2) |
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流れるように歌われるレスピーギはいかにもカラヤン流で「ジャニコロの松」での茫洋とした演奏が美しい。かつて大阪公演がテレビ放映されたとき、この部分でのカラヤンのバトン・テクニックに感動したのを思い出す。『リュートのための古代舞曲とアリア』も上品な味わい。(1998.02.13) |
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ワーグナー『名歌手』前奏曲、『ジークフリート牧歌』ほか チェリビダッケ(指揮) ミュンヒェンPO (独EMI 5 56520 2) |
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遅いテンポは相変わらずだが、この種の音楽には非常にマッチするんぢゃない? 『名歌手』なんか内声部やたら充実しまくりで重厚。様式が一本調子とか、メリハリがないとか言わば言え。指揮者の意図とは別(?)に、極めてワーグナー的。ジークフリート牧歌も成功してる。(1998.01.21) |