2004年7月20日

東京は摂氏39.5度

 いや、この暑さはかつて体験したことのないものだった。真昼の築地青果市場前。歩いていて、そのまま倒れるんぢゃないか、っていう気温。息を吸いこむと、喉のあたりが熱風でちりちりと痛む。見渡せば木々の緑も殆ど無く、ひたすらにアスファルトから立ちのぼる陽炎のような大気。観測史上最高の報道も、さもありなん。

 カルロス・クライバー逝く。クラシックを聴き始めた高校生の時分に、スターといわれた指揮者はアッバードやメータら、スワロフスキー門下生たち、あるいは小澤征爾といったところ。そこに、ベートーヴェンの運命や7番の録音を投入してきたのがDGで、初めて彼の名前を記憶した。
 「いいぞ、カルロス、言うことなし!」
 DGから出たベト7のコピーがこれだったと思う。でも、そのほかには魔弾の射手の録音があるくらいで、決してメジャーではなかった、気がする。デビューしたての頃からすでに伝説的だったクライバー。幸いにもその実演には、三度ほど接することができ、いずれも鮮烈な体験だった。合掌。

Posted by ナゾの編集人 at 2004年7月20日 23:22 | TrackBack
Comments

脅威の39.5℃を記録した後は、
風のある日が多く、爽やかで気持ちいいなあ。。。
と思っています。
それでも、連日ほぼ体温並みの気温ですが。
ほんとうに、長くて暑い夏ですね・・・
だって、まだ7月ですよ。
これから8月が来るなんて!!!
とても信じられません。

Posted by: miu at 2004年7月25日 15:18

今夜あたり、帰宅時にずいぶん涼しい感じがして助かりましたが、絶対値は30度くらいなんでしょうね。もうこの上は、35度にはやく順応してしまいたい、と思う日々です。
にしても、どこか涼しいところへキャンプに行きたいなあ...

Posted by: ナゾの編集人 at 2004年7月25日 22:54
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