2006年7月15日

彦山権現誓助剣

 7月15日(土)11時開演・国立劇場で『親子で楽しむ歌舞伎教室』を家族で観る。やあ、国立劇場って中学の頃に学校の鑑賞教室で来て以来か。そのときの演目は『俊寛』、解説は岩井半四郎さんだったと思うが、殆ど何も覚えていない。
 今回の出演者は、誰一人知っている方がいない。もともと歌舞伎にそれほど縁が無いので仕方ない。解説の市川男女蔵さん、さすがに役者さんは発声、滑舌が明瞭で、子供たちにも分かり易い。「男女蔵です。おめちゃんと呼んで下さい」とか、「(微塵弾正は)デビル、デビル、デビルの三乗です」とか、あまり似合わない冗句もあったが(^^;)。
 30分程度の歌舞伎解説に続いて、一幕二場での『彦山権現誓助剣』。これは初めて聞く演目。とくに子供向けにアレンジしている様子もなく、したがって台詞や設定、舞台上の所作は素人たる我が家四人には少し難しかったか。一場が終わっての休憩時に慌てて借りたイヤホンガイド、必須だったかも。それでも六助役の中村梅玉さん等の熱演は伝わったみたいで、まずまず楽しんでいた様子。
 終了後、表に出るとバケツをひっくり返したような土砂降り。朝方は長梅雨も一休み、のカンカン照りだったのだが。クルマに飛び込み、ほうほうの態で半蔵門を逃げ出し、西新宿まで足を伸ばして、三井ビルで昼ごはんを食して帰宅。

Posted by ナゾの編集人 at 2006年7月15日 23:59 | TrackBack