いしかわじゅん『薔薇の木に薔薇の花咲く』全3巻(扶桑社文庫)を一気読み。いやー、往年の(といっては失礼か。まだまだ現役だし)いしかわじゅんのタッチが健在で嬉しい。「力士は何処から来て、何処へ行くのか」といった類の紋切り型フレーズが炸裂し、いぢめられっ子のこけし岳が絶叫する「オヤカター、なぜそんな」のワンパターン・エンディングが微妙にずれつつ繰り返していくさまは、さながらミニマル・ミュージック。ところで、いしかわじゅんが藤臣柊子と結婚して離婚していたのは知らなかった。ぜんぜん関係ないけれども、きょうは七夕。お天気はどうかな。
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