音盤一行感想録(管弦楽曲)ブーレーズ『レポン』他 ブーレーズ(指揮) アンサンブル・アンテルコンタンポラン (DG 457 605-2)東京ベイNKホールでの『レポン』日本初演に立ち会えなかったのは何としても残念だった。録音では聴衆を取り囲む立体的な音響やその動きはもう一つ味わえない。それ... 1998.12.08音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)武満徹『夢の引用』『夢窓』他 クロスリー、ゼルキン(ピアノ) ナッセン(指揮) ロンドン・シンフォニエッタ (DG 453 495-2)外国人の演奏に違和感を覚えることの多かった武満サウンドだが、サロネンにしろナッセンにしろ素晴らしい演奏で編集者の偏見をうち砕く。天才が... 1998.12.07音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ガーシュウィン『ラブソディ・イン・ブルー』他 マーシャル(指揮,ピアノ) オールボーSO (VIRGIN TOCE-9599)弾き振りのピアノが達者でなかなか聴かせる。ホントはきちんと弾けるのに、走り過ぎて少しもつれているのがご愛敬だが、ノリが良いのでミスに聴こえにくい。これでオケがも... 1998.10.19音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)マクミラン『ヴェニ・ヴェニ・エマニュエル!』他 湯浅卓雄(指揮) アルスターO (NAXOS 8.554167)湯浅氏は1997年から同オケの主席客演指揮者に就任し、今般NAXOSからナイマン、マクミランの曲集が出た。マクミランの表記作品は打楽器協奏曲のような風情で、爽快な切れ味と独特の... 1998.10.06音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ウッド『ルール・ブリタニア』他 ダニエル(指揮) イングリッシュ・ノーザンPO (NAXOS 8.553981)ロンドン名物・プロムス最終夜でのおなじみ名曲群を収録。ポール・ダニエルも手兵オケをのびのびと演奏させて楽しい一枚になった。ウォルトンの戴冠式行進曲二曲『王冠』『... 1998.10.05音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)エルガー『エニグマ変奏曲』他 ダニエル(指揮) ロンドンPO (CONIFER 75605 570412)編集者期待のポール・ダニエルによるエルガー・フェイヴァリッツ。序奏とアレグロや「謎」など、手堅い演奏と聴いたが、威風堂々第1番はスコア読みの徹底による指示らしき箇所... 1998.09.25音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ターネイジ『ブラッド・オン・ザ・フロア』 アースキン(ドラム) ルンデル(指揮) アンサンブル・モデルン (ARGO 455 292-2)こういう音楽は既存のモノサシを当てにくいが、演奏そのものは意欲的でインパクトも十分。アースキンって初代ウェザー・リポートのドラマー、懐かしい。ギ... 1998.09.14音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ガーシュウィン『ラブソディ・イン・ブルー』他 ティルソン・トーマス(指揮) ニューワールドSO (BMG 09026-68798-2)バーンスタイン『前奏曲、フーガとリフ』がスパイクの利いた名演で星5つ。『ラブソディ...』はオケの並ならぬ表現意欲が大いに買えるが、この色づけはちょっと... 1998.09.14音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)レスピーギ『ローマの松』『ローマの祭り』『ローマの噴水』 トスカニーニ(指揮) NBC交響O (BMG 74321-45642-2)言わずとしれた超有名盤。こういう曲はひたすら良い録音で派手にやって欲しい、というのが編集者の基本要求(^_^;)だが、本盤はモノラルだろうが全く文句無し。十分すぎるほ... 1998.08.18音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)R.シュトラウス『英雄の生涯』他 ビーチャム(指揮) ロイヤルPO (TESTAMENT SBT 1147)期待を遙かに上回る演奏。録音は1948年とのことだが、大仰な、過剰な演出はいっさいなく、きびきびと前進する音楽はいま聴いても極めて新鮮な、モダンなもので、オケの力量も... 1998.08.06音盤一行感想録(管弦楽曲)