だいぶ以前に友人が紹介してくれた、伊藤たかみ著『ミカ!』が文春文庫に入ったのをみつけ、ようやく入手(左の写真は単行本(理論社)版のもの)。CLASSICAで『「青春小説」のさらに一歩前、「中高生小説」の傑作』と絶賛されたのが 綿矢りさ著『蹴りたい背中』(河出書房新社)とすれば、こちらは「小学生小説」とでもいうべきか。ミカと双子の弟、ユウスケの目線で語られる六年生の生活、学校、家族、友情、レンアイ。あの頃、世界はこんなふうな見え方をしていたっけなあ、なんて気持ちにさせられるが、じつに巧みに計算された作者の力量のなせる技だ。もちろん、オトナが読んでもじゅうぶんに楽しめるが、試しに四年生の娘に与えてみると「マンガよりも面白い!」と読みふけっていた。
Posted by ナゾの編集人 at 2004年4月18日 18:35 | TrackBackむ、これは知りませんでした。今度、本屋さんでチェックせねばっ!
Posted by: iio at 2004年4月20日 03:35iioさんのチェック結果、楽しみに致しております(_ _)。
Posted by: ナゾの編集人 at 2004年4月21日 07:54Su | Mo | Tu | We | Th | Fr | Sa |
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